解説 民法(債権法)改正のポイント
解説 民法(債権法)改正のポイント
購入動機
以前、民法(債権法)改正法案の概要を通読していたが、だいぶ時間が立ってしまったため、記憶を喚起するために購入。
感想
現行法の内容、改正案の検討過程、改正法の内容をコンパクトに概観できる点はとてもよい。
恥ずかしながら、司法試験・司法修習以来、体系的な勉強を行っていないため、現行法の復習が不可欠であったが、本書を読むことで記憶を喚起することができた。
第3章と第4章は、債権法改正の過程に関する学者側の見解が書かれており、趣深い。
債権法改正を学ぶにつれ、適度な余白を残すことにより、100年もの間存続できるルールを作り上げた明治期の民法起草者は本当に偉大であったことを認識した。