論究ジュリスト2020年夏号
1 購入動機
著作権関係の特集であることから購入
2 感想
座談会がとにかく豪華。
歴史的な経緯もまとめられていて、とても勉強になる。
論文については、かなりハイレベルで、理解が追い付かなかった論文があった。
もっとも、公衆送信権、侵害主体論、技術的手段実効性確保規定に関する論文はわかりやすくまとまっており、よかったと思った。
ただ、侵害主体論については、理論的には支分権該当行為の主体と関与者の責任を切り分ける必要があるとしても、裁判では関与者への請求として立てられているため、関与者の責任を認めるロジックを記載すれば足り、支分権該当行為の主体とその責任(関与者以外の者)の認定が必須ではないというところに問題があるのではないかと思った。